「ローチョコレート(Raw chocolate)」とは? この疑問にうまく答えてくれる記事を見つけました。

Who, what, why: What is 'raw' chocolate?

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チョコレートを作ることは複雑です。 カカオ豆を収穫し、発酵、焙煎、粉砕、プレス、脂肪や砂糖と混ぜ合わせるといった工程を経ます。

ヨーロッパ、米国、アジアの企業のいくつかは、プロセスの1つを変更し、カカオ豆をローストしないことに決めました。 アフリカや南米の栽培者が、屋外で自然乾燥しているので十分だという考えに基づいています。

こうして出来上がったチョコレートは「ローチョコレート(Raw chocolate)」と呼ばれます。

オーブンの高熱にさらされることを避け、鉄、亜鉛、マグネシウム、銅、ビタミンCなどの栄養素を、未調理の野菜と同様、保存できます。 また、焙煎されていないカカオには、焙煎されて作られたチョコレートよりも高レベルの抗酸化物質が含まれます。


「ローチョコレート(Raw chocolate)」の定義

  1. カカオ豆を焙煎しない(42℃以上の温度に加熱しない)
  2. 自然な風味で、より多くの抗酸化物質を含む


「ローチョコレート(Raw chocolate)」は、ローストしたカカオ豆を使ったものよりも自然な風味を持っていると言われます。

約150℃まで加熱させないと、サルモネラ菌のような細菌を死滅させられないという懸念もあります。

しかし、生産者たちは、動物製品が関与していないため、ニンジンやレタスなどの野菜を扱う場合よりも、大きなリスクはないと主張しています。


「ローチョコレート」と聞くと低いの「ロー(low)」かと思ってしまいますが、生のという意味の「ロー(raw)」なんですよね。

チョコレート生地に生クリームや洋酒を練り込み、柔らかい食感をつくり出した「生(なま)チョコレート」とはまた異なりますし。

難しい。


参照

Who, what, why: What is 'raw' chocolate? - BBC News

鉄 - Wikipedia

亜鉛 - Wikipedia

マグネシウム - Wikipedia

銅 - Wikipedia

ビタミンC - Wikipedia

抗酸化物質 - Wikipedia

サルモネラ - Wikipedia

生チョコレート - Wikipedia

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