活性酸素から身を守る活性酸素分解酵素、SOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)の力を説明してくれているビデオです。


活性酸素は、酸素からできる反応性の強い酸素です。

体内に活性酸素が多くなると、体内の脂肪を酸化させ、過酸化脂質に変えます。これが、いわゆる、体のサビです。

過酸化脂質は、老化の原因となり、細胞を傷つけたり、遺伝子を傷つけたりすることになります。 癌、アレルギーの85%以上の発病の引き金になります。


活性酸素の発生する要因

  • 病原菌
  • 紫外線
  • 排気ガス
  • タバコ
  • 多量のアルコール
  • 食品添加物
  • 農薬
  • 放射線電磁波
  • 虚血(貧血)
  • ストレス


活性酸素が原因で引き起こされる病気

  • 脳卒中
  • 脳梗塞
  • 心筋梗塞
  • 糖尿病
  • 胃潰瘍
  • 高血圧
  • 動脈硬化


人間の体内には、細胞内に発生した活性酸素を分解する酵素、SOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)が存在しますが、年をとるごとにその生成能力が衰え、40歳頃から激減します。


SODと同様の機能を持つ物質

  • 大豆
  • 小麦胚芽
  • 玄米の糠や胚芽
  • ハトムギ
  • ごま
  • 人参


SODと同様の機能を持つ物質を体に効率良く吸収させるには、大きな分子構造のものを栄養を壊すことなく、小さくする必要があります。 これが低分子化と呼ばれるもの。


焙煎

そのために欠かせないのが、焙煎

焙煎することによって、栄養素を壊さず、分子構造だけを小さくすることができます。


発酵

蒸した後、糀で発酵

発酵させることによって、より分子を小さくし、原材料が持っているSODと同様の働きをする分子を、体に余すことなく、より摂り入れやすくしています。

発酵することによって、フラボノイド類やイソフラボン化合物など、抗酸化力の強い物質が新たに生成され、さらに、緑茶やアセロラ、ローズマリーや人参のβカロチンなどのもつ抗酸化ビタミンとの相乗効果で、活性酸素に打ち勝つ力がより高まります。


なんで、焙煎や発酵の工程が必要なのか、おぼろげながら、わかってきたような気がします。

それから、大豆もSOD食品なんですね。今後も、たくさん納豆をいただくことにしようと誓ったのでありました(笑)。


参照

スーパーオキシドディスムターゼ - Wikipedia

過酸化脂質 - Wikipedia

低分子化の技術 - 科学的基礎知識

フラボノイド - Wikipedia

イソフラボン - Wikipedia

β-カロテン - Wikipedia