iPS細胞を創薬に応用する一環として、ヒトのiPS細胞から作った心臓作製に大阪大の研究チームが成功したそうです。

iPSで「心臓」作製成功 大阪大、薬の副作用研究に

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肺がんや胃がんなどの治療に使う抗がん剤は、副作用として心臓に悪影響を及ぼすことが課題になっている。 こうした副作用を体外で調べるには、細胞を組み合わせて生体に近い状態に模す必要がある。

阪大の明石満特任教授らは、フィルターを使い、狙った位置に細胞を積み上げる手法を開発。 iPS細胞から作った心筋や血管の元になる細胞などを「接着剤」のたんぱく質と混ぜ、10層に積み上げて心臓の組織の再現に成功した。 血管が張り巡らされ、栄養と酸素を与えれば拍動する。


まだ、創薬のためのもので、実際に移植するためのものではありませんが、ものすごいスピードで研究が進んでいますよね。

研究者の熱意に感謝ですね。

素晴らしいです!


参照

iPSで「心臓」作製成功 大阪大、薬の副作用研究に - 朝日新聞

人工多能性幹細胞 - Wikipedia

明石満 - 大阪大学