日本医師会などが、「食育健康サミット2014」を開催しています。

糖質制限ダイエットは危険? 栄養学の有識者が語る「お米の力」

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欧米の栄養学研究者の間では、妊娠中から2歳までの約1,000日間の栄養状態が、その人物の一生の健康を左右するという「ワンサウザンドデイ」説が注目されているという。 このように、妊娠中のママが食べるものは、子どもに影響を与えることが示唆されている。

日本の低出生体重児の出生率(9.6%)は、先進国の中でも突出しています。 まずは「小さくうんで大きく育てるほうが良い」という誤った認識を払拭してください。 妊娠前からの健康的な食生活、妊娠中の炭水化物を含む適度な栄養摂取が必須です。 また、新生児期や乳幼児期の発育については、過剰栄養にならないよう、母子健康手帳に書いてある月齢の発育基準の曲線を目安に育ててほしいと思います。

高齢者が若い頃に受けた古い食事指導の教えを順守し続けることに警鐘を鳴らした。 特に「年寄りは野菜中心の食事がいい」などの考えが、高齢者の低栄養につながっていることを指摘。 肉や炭水化物、油分も適度に摂取することを推奨した。


言及されている「ワンサウザンドデイ」説について調べてみました。

1,000 Days」という世界的な活動組織を見つけましたので、その説明を紹介してみたいと思います。


なぜ千日なのか?

妊娠から生まれた赤ちゃんが2回目の誕生日を迎えるまでの千日(1,000日)が、健康で豊かな未来をかたち作るために重要です。 この千日間に適切な栄養を摂ることが、子供の能力に大きな影響を与え、成長し、学び、貧困を抜け出すことになります。

それはまた、社会の長期的な健康、安定、繁栄をかたち作ることができます。

今日、依然として、栄養不足は世界中で幼児死亡の主要な原因です。 2歳未満の幼児や子供が、栄養不良になると、特に深刻で、多くの場合、不可逆的で取り返しがつかない事態となり、将来にわたり影響を及ぼします。

  • 妊娠中の栄養不良は、子どもの健全な成長と発育に壊滅的な影響を与える可能性があります。 子宮の中で栄養失調にさらされている赤ちゃんは、幼児期に死亡するリスクが高く、生涯、精神的にも肉体的にも弱い体となり、慢性的な健康問題に直面する可能性が高いです。

  • 2歳未満の子供が低栄養になると、生命を脅かす可能性があります。 子供の免疫系を弱めるため、肺炎、下痢、マラリアなどの一般的な病気で死亡するなど、影響を受けやすくなります。


千日で、未来を変えることができるのです。

千日間の母親と子供の栄養改善に焦点を当てることで、健康的で生産的な生活を送る子供を確保することができます。

千日間の栄養改善への投資はまた、家族や地域社会を支援し、国レベルでは、貧困の悪循環を断ち切ることができます。


千日間で、適切な栄養を摂ると

  • 毎年、百万人以上の命を救えます。
  • 結核、マラリア、HIV/エイズなどの病気で苦しむ多くの人を救うことができ、経済的負担を軽減できます。
  • 成人として成長してからも、糖尿病、その他の慢性疾患など、非感染性疾患を発症するリスクを減らすことができます。
  • 教育成果と自立性を向上させます。
  • 毎年、少なくとも2%台のGDPを増加させます。


結果として、一流の科学者、経済学者、健康の専門家は、重要なこの千日間に栄養を改善することが、地球規模の健康と進展を達成することができる最高の投資の一つであることに同意しています。


乳幼児期の大切さを痛感しますね。

今はただ、健康に育ててくれた親に感謝あるのみです。

そして、今日もおいしいチョコレートが食べられることに感謝!


参照

糖質制限ダイエットは危険? 栄養学の有識者が語る「お米の力」 - アメーバニュース

1,000 Days

マラリア - Wikipedia

結核 - Wikipedia

ヒト免疫不全ウイルス - Wikipedia

後天性免疫不全症候群 - Wikipedia