北海道立総合研究機構林産試験場は、北海道産品種のマイタケ「大雪華の舞1号」が、インフルエンザ予防接種のワクチン効果を最大3.5倍に高めることを発表しました。

マイタケでワクチン効果3・5倍 インフルエンザ予防に期待

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「大雪華の舞」が他のマイタケに比べ、免疫力を高める「βグルカン」や抗酸化作用があるポリフェノールの含有量が多いことに着目。

特に抗体ができにくい60歳以上ではA型は3.5倍、B型でも2倍の抗体ができ、ワクチンが有効性を持つ基準を大きく上回った。

試験を担当した道情報大医療情報学部の西平順教授(内科学)は「インフルエンザ予防接種の効果を高める食品はこれまでなかった。これほどの効果が認められたのは驚き」と話す。


「神秘のきのこパワー」といったところでしょうか。

ここでもキーワードは、やはり「ポリフェノール」。

毒キノコが存在するぐらいですから、「毒薬変じて薬となる」のことわざ通り、人間の体に良い効果をもたらす成分もあるはずです。

さらなる研究に期待したいですね。


参照

マイタケでワクチン効果3・5倍 インフルエンザ予防に期待 - Yahoo!ニュース

北海道立総合研究機構

道産マイタケ新品種「大雪華の舞1号」の開発 - 林産試験場

β(ベータ)グルカン - わかさの秘密

ポリフェノール - Wikipedia

抗酸化物質 - Wikipedia

北海道情報大学

西平順教授 - 北海道情報大学