筋肉や関節などの「運動器」が衰え、年代相応の移動能力が維持できなくるロコモティブシンドローム(ロコモ)の判断基準を日本整形外科学会が発表しました。
厚生労働省の調べでは、要介護・要支援になる要因において、骨折や関節疾患、脊椎損傷といった運動器の障害が最多だ。また病気やけがの自覚症状がある有訴率でも、腰痛や関節痛が上位を占めている。
「ロコモ度テスト」の判定は、下肢筋力をみる立ち上がりテスト、大股で歩いた2歩分の歩幅を測る2ステップテスト、生活や身体の状況を25項目でチェックする「ロコモ25」の3つの方法で行う。その総合点によりロコモの進行を判定、運動器の衰えが始まった状態を「ロコモ度1」、自立した生活に支障をきたすようになる状態を「ロコモ度2」と区分する。
整形外科専門医などの専門家が、移動機能低下が始まっていると判断する段階です。
筋力やバランス力が落ち始めてきているので、ロコトレ(ロコモーショントレーニング)を始めとする運動を習慣づける必要があります。
また、十分なたんぱく質とカルシウムを含んだバランスのとれた食事をとるように気をつけましょう。
整形外科専門医などの専門家が、移動機能の低下が進行していると判断する段階です。
仮に現在は生活に支障を感じていなくても、生活に支障が出てくる可能性が高くなっています。
特に痛みを伴う場合は、何らかの運動器疾患が発症している可能性もありますので、整形外科専門医の受診をお勧めします。
寿命が長いことは素晴らしいことですが、健康な体を持っていてこそですよね。
こういったテストで、普段から健康への意識を高く持っていることが重要だと思います。
参照
筋肉・関節の衰えチェック「ロコモ度テスト」 - 産経ニュース