チョコレートのテンパリング作業を紹介したビデオです。

テーブルを利用したテーブリング法(Tabling Method)によるものです。


高品質のチョコレートを作るには欠かせない作業である。チョコレートの原料であるカカオバターが凝固する際に、高温からそのまま冷やしたのではきれいな凝固の仕方をしない。なめらかな口当たりと艶やかな見かけにするためには、一旦適切な温度で安定させてから冷やす必要がある。そのプロセスが、チョコレートにおけるテンパリングである。


温度調節

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高温で溶かし、徐々に冷やして、再びちょっと温度を上げて安定させます。

120°F(華氏) = 約49 ℃(摂氏)

80°F(華氏) = 約27 ℃(摂氏)

90°F(華氏) = 約32 ℃(摂氏)


必要な道具

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  1. ボール
  2. 保温釜
  3. ヘラ
  4. スパチュラ
  5. 温度計
  6. 大理石のテーブル


チョコレートの温度を下げる

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平に伸ばして、温度が均一に徐々に下がるようにします。


何度も繰り返す

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大理石のテーブル上で行うのがベスト。

この際、暖かくなり過ぎないように、室温にも気をつけましょう。


粘度が増してきたら出来上がり

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チョコレートの温度を計る

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ボールに移して、温度を確認します。


チョコレートの粘度を確認する

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確認できたら、保温釜に入れて、温度を適切に保ちましょう。


チョコレートを紙に塗って、最終確認

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紙に薄くチョコレートを塗って3分ほど待ち、光沢のある輝きが表面に現れれば、成功です。


素人には難しそうな作業ですが、チョコレートが光沢を増していく姿は、まさに恍惚の瞬間です(笑)。


参照

テンパリング - Wikipedia

チョコレートのきほん「失敗しないテンパリング方法」 - cuocaクオカ

テンパリングについて - スイートキッチン