「成人病を引起す活性酸素とは?」という、わかりやすいビデオを見つけたのでメモです。

老化 = 活性酸素によって、細胞が酸化すること。

鉄が錆びるように、体細胞が酸化、損傷していくことが老化。

老化から身を守るには、免疫力を高め、活性酸素を抑える必要があります。

活性酸素が生まれる原因

  • ストレス
  • 過食
  • 睡眠不足
  • 激しい運動
  • 飲酒
  • タバコ
  • 太陽光線などの紫外線
  • 電磁波
  • 大気汚染
  • 排気ガス
  • 食品添加物
  • 農薬、除草剤
  • レントゲンなどの放射線
  • 超音波や電磁波

活性酸素が原因で引き起こされる病気

  • 肺がん
  • 胃がん
  • 肝臓がん
  • その他の癌
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 動脈硬化
  • 脳卒中
  • 心筋梗塞
  • 白血病
  • 肝炎
  • 胃潰瘍

抗酸化力

人間の体には、活性酸素に抵抗する能力が備わっています。

  • 抗酸化酵素:スーパー・オキサイド・ディスムターゼ(SOD)

  • 補酵素:コエンザイムQ10

これらの抗酸化物質や補酵素の量は、年齢とともに低下してしまうため、抗酸化物質の補給が必要となります。

というわけで、今日もショサイのチョコレートで、ヘルシーライフ!!

2025年の研究でわかったこと

このビデオを見つけた当時から10年以上たち、活性酸素と抗酸化の研究はずいぶん進みました。当時の「活性酸素=悪者」という単純な構図が、今はもう少し複雑に見えています。

活性酸素は、完全な悪者ではなかった

2025年に『Cell Death Discovery』に掲載されたレビューでは、活性酸素種(ROS)が細胞の情報伝達や免疫機能にも役立っていることが、あらためて確認されています。

活性酸素は、病原体を攻撃したり、細胞の増殖や分化のシグナルとして働いたりと、体にとって必要な役割も持っています。問題は、活性酸素の発生と、体がそれに対処する能力のバランスが崩れたとき。この状態を酸化ストレスと呼び、がん、心血管疾患、神経変性疾患、糖尿病などと深く関わっているんですね。

つまり、「活性酸素をゼロにすればいい」のではなく、適度なバランスを保つことが大切なんです。

活性酸素の発生源は、もっと身近に

当時のリストにもありましたが、2025年の研究では、大気汚染(特にPM2.5) や紫外線が、皮膚や肺で活性酸素を発生させ、酸化ストレスを引き起こすことが、より詳しく確認されています。

また、2025年の研究では、睡眠不足が活性酸素の蓄積を促し、認知機能の低下につながる可能性も報告されています。睡眠中に脳の老廃物が除去される仕組みが、活性酸素の処理にも関わっていると考えられているんですね。

SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)の今

SODは、体内で最も強力な抗酸化酵素のひとつです。2025年の研究でも、SODがスーパーオキシドを過酸化水素に変換し、さらにカタラーゼやグルタチオンペルオキシダーゼが無害な水に変えるという一連の流れが、あらためて整理されています。

SODそのものを経口で摂っても消化されてしまうため、そのまま体内で働くわけではありません。ただ、SOD様作用を持つ食品成分(大豆ペプチド、ごまリグナン、ハトムギ抽出物など)が、体内の抗酸化酵素の働きを間接的にサポートする可能性は、研究が続けられています。

コエンザイムQ10の最新知見

コエンザイムQ10(CoQ10)は、細胞のエネルギー生産と抗酸化の両方に関わる重要な補酵素です。

2025年の研究では、CoQ10の補充が心不全患者の炎症マーカーを低下させ、内皮機能を改善する可能性が報告されています。また、2026年の研究では、CoQ10が加齢に伴う卵子の質の低下を抑える可能性も示されています。

ただし、CoQ10は脂溶性で、食事と一緒に摂ると吸収が良くなります。また、スタチン系の薬を服用している人は、CoQ10の体内合成が抑えられるため、補充が役立つ可能性があるとされています。

抗酸化サプリの「飲みすぎ」に注意

ここで、とても大切なポイントがあります。

2025年の研究では、高用量の抗酸化サプリメントが体内の酸化還元バランスを崩し、かえって細胞に悪影響を与える可能性が指摘されています。ビタミンC、E、β-カロテンなどの抗酸化サプリは、動物実験では良い結果が出たものの、ヒトでの臨床試験ではほとんど効果が確認されていないものも多いんです。

つまり、抗酸化物質はサプリより食品から摂るのがおすすめ。果物、野菜、ナッツ、ダークチョコレートなどをバランスよく食べることが、結局は一番というわけです。

まとめ

テーマ 当時の見方 2025〜2026年の知見
活性酸素 完全な悪者 免疫機能や情報伝達にも役立つ。バランスが大切
老化の仕組み 細胞が酸化・損傷する 酸化ストレスが慢性疾患と関連。ミトコンドリアの関与も
発生源 ストレス、過食、紫外線など 大気汚染(PM2.5)、睡眠不足も重要
SOD 加齢で低下する抗酸化酵素 経口摂取では消化される。SOD様食品成分が注目
コエンザイムQ10 加齢で低下する補酵素 心不全や卵子の質への効果が研究される
抗酸化サプリ 補給が必要 高用量は逆効果の可能性。食品から摂るのが基本

活性酸素は、私たちの体の中で、良い働きも悪い働きもしているんですね。当時は「抑えればいい」と考えられていましたが、今は「バランスを保つ」ことが大切だとわかってきました。

だからこそ、毎日の食事から、いろんな抗酸化物質をバランスよく摂る。そして、ストレスや睡眠不足をできるだけ減らす。地味ですが、それが一番の近道なのかもしれません。

というわけで、今日もチョコレートをありがたくいただきましょう。カカオポリフェノールの抗酸化作用に期待しつつ、適量を楽しく(笑)。

参照

活性酸素 - Wikipedia

抗酸化物質 - Wikipedia

スーパーオキシドディスムターゼ - Wikipedia

コエンザイムQ10について - 「健康食品」の安全性・有効性情報

ユビキノン - Wikipedia

追加の参照