今年の夏、オリーブオイル、プロセッコ(イタリア産の白発泡ワイン)、パイナップルは、すべて供給不足で、夏の味に変化が起きるかもしれません。

4 foods you might want to stock up on before they run out

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冷蔵で冷えたプロセッコとチョコレートで、贅沢な一時を過ごすなら、思う存分味わって下さい。 両方とも供給不足になるかもしれません。

専門家は、私たちお気に入りのプロセッコ、オリーブオイル、パイナップル、チョコレートが不足し、価格上昇するかもしれないと予測しています。

消費者が直面している食糧不足は生命を脅かすことにはならないでしょう。

しかし、プロセッコを飲まないと死んでしまうという方は、今すぐ買いだめすべきです(笑)。


オリーブオイル

専門家が、オリーブオイルの供給は、かろうじて需要に見合うでしょうと警告しています。 スペインとイタリアの不作は、市場に警告を発しました。

最近、店頭では、オリーブオイルの価格が下落していますが、不作により、コスト増加が見込まれます。 結果として、業界の専門家は、供給不足を予測しています。

英国マネージングディレクターのフィリッポ・ベリオ(Filippo Berio)氏、ウォルター・ザンレ(Walter Zanre)氏は、次のように語っています。

「このビジネスで15年、私が見た中で最悪の年です。 需要を満たすのに十分なオリーブオイルがありません。 下半期に良い品質のエキストラバージンオイルを調達することは、非常に困難になります。」

未開封のままの場合、良質のオリーブオイルは2年間保存できますが、健康的な代替案としては、ナタネ油が良いでしょう。


プロセッコ

イタリアのスパークリングワインであるプロセッコ生産の問題は、昨年の貧しいブドウ収穫量に関係しています。 プロセッコの需要増加は、景気後退もあり、消費者がシャンパンのような高価なもののから、より低価格のものに逃避行動したためでしょう。

実際、プロセッコの売上高は10億ポンド(約1,900億円)で、昨年、イギリスで75%もの大規模な増加が見られました。 はじめてシャンパンの販売を追い抜いた事になります。 昨年夏、イタリアのブドウ収穫量は豊富ではなかったため、需要が急増しても、生産されたのは、わずかでした。

その結果、価格は50%も上昇する可能性があります。 余裕があればシャンパンをどうぞ。 もちろん、余裕が無い場合は、カバ(スペイン産のスパークリングワイン)のような選択肢もあります。

プロセッコの生産輸出マネージャー、ロベルト·クレモナ(Roberto Cremonese)氏は、次のように語りました。

「昨年の収穫は非常に悪く、50%程度まで下振れするかもしれません、世界的な不足が現実的になりつつあります。」


チョコレート

すでに急上昇しているチョコレートの価格は、需要の増加と供給不足の結果、今後5年間は続くだろうと予測されます。 カカオの価格は過去2年間で50%増加しています。 2020年までには、倍増すると予想されています。

ガーナとコートジボワールで世界のカカオ供給の60%を生産しています。 しかし、気候変動や投資不足により、カカオ栽培に適した農地が不足しつつあります。 劣悪な労働条件に耐え、なおかつ最低賃金で働く西アフリカのカカオ農家は、コーヒーやトウモロコシなどの、より安全な作物に切り替えつつあります。 さらに、チョコレートの需要は、ブラジルや中国のような国で急激に増え、供給不足も重なり、価格が上昇する可能性があります。


パイナップル

パイナップルの価格は、世界最大の輸出国であるコスタリカでの天候不順により、3年間の最高水準に上昇しています。 コスタリカ産は、新鮮なパイナップル供給の90%を占めています。

今年も、寒い気候と雨が続き、供給不足で価格の高騰につながっています。

それが何を意味するか知っていますか?

ピニャ・コラーダの価格は、天井知らずです。 夏のカクテルには、パイナップルジュースを買いだめしましょう。


英国の記事なので、日本では当てはまらない部分もあるでしょう。

プロセッコやカバというスパークリングワインについては、はじめて耳にしました。

人間、無ければ無いで、知恵を絞って何とかするものです(笑)。


参照

4 foods you might want to stock up on before they run out - BT

プロセッコ - Wikipedia

菜種油 - Wikipedia

カバ (ワイン) - Wikipedia

コスタリカ - Wikipedia

ピニャ・コラーダ - Wikipedia