国立がん研究センターが推奨する科学的根拠に基づいた日本人のための癌(がん)予防策5箇条です。

日本人のためのがん予防法

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喫煙

たばこは吸わない。他人のたばこの煙をできるだけ避ける。

たばこは肺がんをはじめ、食道がん、膵臓がん、胃がん、大腸がん、膀胱がん、乳がんなど、多くのがんに関連することが示されました。


飲酒

飲むなら、節度のある飲酒を。

に飲酒は食道がん、大腸がんと強い関連があり、女性では男性ほどはっきりしないものの、乳がんのリスクが高くなることが示されています。


食事

食事は偏らずバランスよく。

  • 食塩の摂取は最小限に。
  • 野菜や果物不足にならない。
  • 飲食物を熱い状態でとらない。

食塩摂取量の多い男性のグループでは胃がんのリスクが高いことがわかっています。 いくら、塩辛などの塩分濃度の高い食べ物をとる人は男女ともに胃がんのリスクが高いという結果も報告されています。

飲み物や食べ物を熱いままとると、食道がんと食道炎のリスクが高くなるという報告が数多くあります。 飲み物や食べ物が熱い場合は、少し冷まし、口の中や食道の粘膜を傷つけないようにしましょう。


身体活動

日常生活を活動的に。

男性では、結腸がん、肝がん、膵がん、女性では胃がんにおいて、身体活動量が高い人ほど、リスクが低下しました。

歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を毎日60分行うこと。 それに加え、息がはずみ、汗をかく程度の運動を毎週60分程度行うことを推奨しています。


体形

適正な範囲に。

がんの死亡リスクに関しては、男性では肥満よりも痩せている人のほうが高くなりました。ただし、たばこを吸わない場合には、痩せていてもがんの死亡リスクは高くならないことが報告されています。

女性においては、がんによる死亡リスクはBMI値30.0 ~39.9(肥満)で25%高くなりました。 特に閉経後は肥満が乳がんのリスクになることが報告されていますので、太りすぎに注意しましょう。


どれも常識的な事柄に思えますが、1点、「飲食物を熱い状態でとらない」というのは以外な感じがしました。

熱いものを口にすると、食道癌(がん)のリスクが高まるんですね。

勉強になりました。


参照

日本人のためのがん予防法 - がん情報サービス

国立がん研究センター