栄養と食品神話の幾つかは、すでに間違ったものとして正しく認識されています。 しかし、科学的証拠が無く、むしろ真偽が逆の場合もあるのに、巷に広がっている神話が残っています。
10 Nutrition & Food Myths You Shouldn't Believe
バランスの取れた食事、十分な睡眠、そして定期的な運動は、病気と戦い、健康を維持するため、最高の解決策です。 そして、より良く食べることが、また重要です。
しばしば、間違った神話を信じたために、不健康な食事になる場合があります。 ここで、神話のいくつかを、科学的に検証してみましょう。
チョコレートは、にきびの原因にはなりません。 エール大学医学部皮膚科教授のアーウィン・ブレーバーマン(Irwin Braverman)氏によると、 子供や十代の若者が、お菓子やキャンディーを食べ過ぎないようにするため、保護者が主張したものであると伝えられています。
高い血中コレステロールは心臓発作の原因となりますが、フラミンガム心臓研究(Framingham Heart Study)によると、卵を多く食べることと、高コレステロールになることは関連しません。 毎日、オムレツを楽しんでも、問題ありません。
ビタミンCを大量に摂取すると、風邪を防ぐことができるという科学的根拠はありません。 1970年代に、ライナス・ポーリング(Linus Pauling)氏によって有名になった「メガビタミン療法(megavitamin therapy)」による影響だと思われます。
ハーバードの健康出版研究(Harvard Health Publications)では、コーヒーを飲む人は、飲まない人よりも、癌で苦しむ可能性が50%も低いそうです。 実際、適度にコーヒーを飲み続けると、多くの健康上の利点があります。
ナッツ類は脂肪分が高いものの、それが原因で肥満になることはありません。 ナッツ類は、代謝を高めるのが、その理由の一つです。
ブラウンシュガーを作るために、白砂糖に糖蜜が加えられます。 体はその違いを判別できず、同じように全ての糖やシロップを吸収します。
アメリカ食品医薬品局(FDA)の調査では、栄養素は、調理中に失われるのであって、新鮮な食品を食べようと、凍結食品を食べようと、全く栄養には差がないと結論づけられています。
すべての脂肪が同じように生成されるわけではありません。 良い脂肪は、単飽和および多価不飽和脂肪であり、悪い脂肪は飽和およびトランス脂肪です。
1990年に出版された研究では、牛乳を飲んでも、鼻水や痰の原因にはならないと結論づけています。
キャロリー・ビルド・ブレッドベナー博士(Caroly Byrd Bredbenner)によると、栄養素には、調理にかけた時間と熱が影響し、調理法による違いはありません。
ビタミンCを多く摂取しても、風邪の予防にならないというのは、ショックでした。
まったく効果が無いというわけではないと信じたいです(笑)!
参照
10 Nutrition & Food Myths You Shouldn't Believe - Latinos Health
フラミンガム心臓研究(Framingham Heart Study)
Harvard Health Publications - Harvard University
US Food and Drug Administration